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グリーンセンターの提唱する「需要と雇用の創出」について

グリーンセンターは、次の3つの理念に基づいて設立されました。
 1.人財を育てるための研究センターにする。
 2.技術開発の拠点としての研究センターにする。
 3.産・官・学が共同利用できるセンターにする。
そして、それらの理念の集大成として社会全体のために、
  「新たな需要創出と雇用創出を確立させる」
その為の組織たるべく機能しています。
グリーンセンターが考える、新インフラ整備の主要資材としての「次世代型現場打ちコンクリート」の方向性のひとつとして、ポーラスコンクリート関連技術の複合を行い、社会全体で重要視されている環境対応型の製品開発をあげています。しかしながら、需要創出と雇用創出を確立させるための新技術開発は、一部の研究者のみで推進されるのではなく、業界全体で取り組む必要があり、そのためには関連する技術者の意識と技術力の向上が必要です。
現在、グリーンセンターでは、新技術開発の推進者となるべき人財を早急に育成するべく、研修会を実施しています。早急に人財を育成するということから、密度の濃い内容のものを、少人数制にて毎週実施しています。
ポーラスコンクリートの複合技術が、新技術開発に最も近道であり、かつ社会的アピール度も高いことを広く知ってもらうために、10/1シンポジウムにおけるテーマのひとつ(玉井先生による基調講演「ポーラスコンクリートの将来展望」)として取り上げているのもこのためです。
また、新技術開発において、意識と技術力の向上が必要であることについては、同じく10/1シンポジウムにおいて講義(二村先生による講義「社会基盤整備とコンクリート」)として取り上げています。
新技術開発においては、上記のようにハード・ソフト面において、その準備は着実に進んでいます。
新技術開発としてのテーマとなるものについては、先にいくつかのテーマがありますが、それを確立するためには、推進する技術者の意識向上が重要であり、一部の研究者による発信では意味をなしません。また、シンポジウムでの講義内容についても、「需要と雇用の創出のためには、業界全体の問題意識が重要である」と言うテーマに沿ったものです。

平成21年9月26日に実施されたグリーンセンター理事会上にて「センターの理念と需要と雇用の創出」について上記にあげる審議を行いました。



「需要と雇用の創出」の計画について

グリーンセンターが「需要と雇用の創出」のためにその方針として、

  
「既存技術の融合と応用による技術の研究開発」

を提唱していますが、研究開発を実施する機関として業界内アピールの必要です。そのためには、「業界内の意識改革に取り組んでいる」と言う姿勢を示すことが重要です。下記手法によりその計画推進を実施して参ります。





計画≪1≫

計画≪2≫
「ひびわれよ、サヨナラ!」
製品における、新たな基準の構築
「もちかえりも、サヨナラ!」
品質判断能力の向上
対応力の強化
 ◎手法
運転士に対する講習の実施などによる、目視における品質判定能力の強化
講習修了証発行など、達成表現の明確化
携帯電話による製品の画像転送→工場技術者との連携という流れの標準化

「業界内技術者の連携」

需要創出と雇用創出を確立させるための新技術開発は、一部の研究者のみで推進されるのではなく、業界全体で取り組む必要があり、そのためには関連する技術者の意識と技術力の向上が必要である。
製品・技術開発に向けた業界内技術者同士の協力体制の構築
技術者の品質意識の向上
「研究委員会」参画者の輩出
 ◎手法
各業種技術者に対する技術的な研修会を実施






もちかえりも
サヨナラ!

問題発生事例の管理・共有化

手法
製品における不具合発生内容・処理手法を情報として共有化
共有化した情報を、業界内にて共有
マイスター塾卒業生を対象としてリーダー的人財を輩出。後に全体にて講習会を実施し、
運転
ではなく、
運転
であるという「価値」をもたせる


ひびわれよ
サヨナラ!

製品における、新たな基準の構築

手法
製品における乾燥収縮率の把握と、測定の日常化による管理体制の強化
製品におけるヤング率の把握と、測定の日常化による管理体制の強化
管理体制の強化を基幹とした、低収縮製品の実現

 開発計画T
土木分野

舗装分野でのポーラス技術の推進

手法 (案)
現状の「曲げ」舗装ではなく、ポーラス技術を発展させ、

高強度ポーラス
  ↓
一般舗装

普通ポーラス
  ↓
歩道等簡易舗装

と言う形で、社会における新インフラ整備の基幹資材としてのコンクリートを開発

 開発計画U
建築分野

住宅建材としてのコンクリートの汎用化

手法 (案)
環境対応型住宅と言うテーマにて、主要建材をコンクリートとした設計コンペを実施
環境配慮型コンクリート住宅として実際に施工し、展示場として公開。また、研究対象となる応用技術についての検討対象としても使用
コンクリートと木造のコラボレーション技術を打ち出す